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工房周辺の自然
かわせみ工房は、信州・八ヶ岳の西側山麓の森の中にあります。「四季」がはっきりと体感 できて、その春夏秋冬それぞれが美しく、魅力的な自然の営みを見せてくれるのです。
 工房のある原村の標高1,250mの森では、雪が解けてしばらくすると、茶褐色の「冬枯れ」の世界 に、福寿草、クロッカス、水仙、フキノトウなど、鮮やかな「春の色たち」が、仕掛け花火のよう に飛び出してきます。「春」は文字通り華やいだ季節の始まりです。
 春が深まると、花に続いて山菜たちの競演です。工房裏の敷地内には、コシアブラ、タラの芽、 シイタケ(秋だけでなく、春にも)、ギョウジャニンニクなどが、ニョキニョキと「美味しそう に」生えてきます。山の恵みに感謝です。  工房の周辺には色々な住民たちが暮らしています。工房の建物には天然記念物のヤマネが住んで いたり、敷地内のシラカバに掛けた巣箱ではシジュウカラが子育てをしていたり、標高が高いの でハルゼミの生息エリアだったり、庭先を巣立ったばかりのヒナ(これはゴジュウカラ)が歩い ていたりします。散歩していると、シカやキツネやリスなんかにも出会います。

ラベンダー、アザミ、ノコンギク、ギボウシ、夏に咲く花は何となく紫色のものが多いような気
がする。春に咲くのは黄色い花が多いのに、自然界は「色々」と不思議で面白い。

マーガレットの蜜を吸うスジボソヤマキチョウと、ノコギリの柄にとまって作業の邪魔をするエゾ
ゼミ。都会では見られない、信州の高原ならではの虫たちだ。そして夏の高原の甘酸っぱい味覚、
ブルーベリーとラズベリー。信州の夏は「山国ニッポンの夏」です。

秋、朝晩の温度差が大きくなると木の葉が色づいて、山は錦絵のように紅葉する。そして冷え込み
と秋雨はキノコたちを地上へと誘う。ところが、今年(2009年)は夏に日照が少なかったためか、
キノコ、山栗などの山の幸が驚くほど少ない。そのせいで我が家の庭まで小鹿のバンビちゃんが顔
を出すようになったのだろうか?

長野県といっても原村のある諏訪地方は、積雪はあまり多くはない。冬型の気象状況の時には、太
平洋側と同じように晴れることが多い。ただし冷え込みは厳しくて、特に原村は標高が高いので、
よく晴れた日の朝方は放射冷却でマイナス10度前後まで冷える。

雪が降ると家の周りには色々な動物の足跡残っている。二つに割れたひずめのようなのはシカで、
細長い後ろ足二つと小さな前足二つがセットになったのはウサギ。そしてキツネは小型の犬のよう
で、それぞれ特徴があって見分けるのは難しくはない。ただ、あまりにも家の近くなので、いかに
自分が「野生の真っ只中に居るのか」と実感させられる。
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森の中で 木の優しい香りに包まれて 木の精に魅せられる |
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